魔法のお鍋


道具たちのかくれんぼ

みんな思いおもいに…
ヘラは棚に
ナイフは硝子ケースに…。
「もういいかい?」
「まぁだだよ。」
「もういいかい?」
「もういいよ。」
すぐにみんなそれぞれのお客さんに見つかって仕事をはじめました。
あれから数十年・・・
ホコリをかぶって、色も変わって、すっかりお爺さんになってしまった事にも気づかずに
その子は今でも町の道具屋の片隅にうずくまったまま…。

だけど今日やっと遊び上手なお客さんが見付けてくれたよ。
もう、かくれんぼはおしまい。
「さあ、次は何してあそぶ?」
「wagashi asobiだよ!」

アトリエの準備をしていた頃、合羽橋の道具屋さんでとっても大きな鍋を買ってきました。
今は、羊羹を炊いてくれています。
 
この魔法の鍋と一緒に夢を叶えてasobiます。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す